ペットと人間の家族と心理😌

トイプードル、ポメラニアン、オカメインコ、羽衣セキセイ、ミニウサギ、娘と暮しています。現在うさぎのりんちゃんが、病気と闘っています。家族「ペット」達のことや日々の葛藤、動物情報を発信しています😄

miss陰キャ😁~その④~

怪我しても、病気をしてもウザがられる。

 

考えたくもない。

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 娘は幼少期のころから、周りの子より少し成長が

 

ゆっくりでした。

 

例えば、おむつ卒業の時期や、初めて歩いた日。等々、

 

ほかの子たちより3か月程、遅かった気がします。

 

その昔、保育園を探していた時のことです。

 

とある保育園の園長先生が、

 

「無理に教えなくても、自然に覚えちゃうから、慌てなくていいのよ。」

 

とおっしゃった言葉に、気持が楽になった事を覚

えています。

 

その言葉に私は、その保育園に入園申込書を出しました。

 

月日は経って...

 

娘は小学校に入ってもやはり、色々とゆっくりで、

 

勉強はついていけていたのですが、運動が壊滅的に苦手でした。

 

それでも小学校のうちは、理解してくれるお友達が沢山できて、

 

運動のできる子なのに、さり気なく側にいてくれたり、

 

励まされながら、体育の授業を頑張っていました。

 

が、しかし・・・

 

中学校ではそうはいかず、特に娘の事を誰も知らない学校へ

 

転校したため、よけいに誰も気にかけてくれるはずなんて、勿論

 

ありませんでした。

 

それでも頑張っていたある日の体育の授業の日。

 

前転、後転の練習をしていた時のことです。

 

着地に失敗し、足を付いた瞬間。

 

変な方向へ膝がねじれてしまいました。

 

慌ててとっさに膝を、自らもとの位置に戻したそうです。

 

聞くだけでもゾッとします。

 

家に帰ってきた娘の膝は腫れ上がっていました。

 

病院へ行かなくては・・・

 

学校で何故言わなかったのかと聞くと、大ごとにしたくなっかった。

 

目立ちたくなかったと言いました。

 

このことが起こる数日前の体育の授業の時にも走って転び、

 

やたらと目立ってしまった事が恥ずかしかった様で、

 

またかよ!

 

そう思われたくなかった様です。

 

 

転入した学校は、田舎町で、普段から転入生はおらず、

 

一挙手一投足すべてが目立ってしまっていたのです。

 

何をしても、何を言っても

 

こそこそ言われる。

 

この学校は、授業中生徒たちが自由に話をしていたり、

 

一日中悪口ばかり聞こえてくる環境に、

 

「自分の事を言われているのではないか。」そんなことばかり気にして

 

勉強なんて頭に全く入らなかったといいます。

 

確かに転入して初めての授業参観へ行った時も、驚きました。

 

生徒が自由に歩き回ったり、関係のない話しをして盛り上がっている。

 

そしてもっと驚いたのは、見に来ている保護者達も同じなのです。

 

後に学年主任の先生に聞いてみると

 

「いやー良くないんですけどね。」とそれだけでしたので、

 

この学校はそういう学校と認識することにしました。

 

 

 

そんな環境の中、娘は教室にいること自体が辛くなっていった様です。

 

 

 

1年生の頃の出来事に、無気力になっていたこともあり、

 

順応が難しく、体も動かない。

 

苦手な、体育の授業も、誰かと組む時、誰も組んでもくれない。

 

失敗ばかり、授業は集中できない。

 

何をやってもうまくいかない・・・

 

同時に、だいぶ学校にも不信感を感じていたようです。

 

転校は、娘にとって酷なことで、失敗でした。

 

 

 

 

 

怪我をして松葉杖になった娘。

 

診断は「半月板損傷」

 

少しずつ、回復はしたものの、松葉杖を持たなければ外見には

 

怪我人には見えません。

 

ある日のこと、せめて準備運動くらいは頑張ろうと、参加してから

 

授業は見学にまわりました。

 

すると

 

「準備運動だけ! 参加すんだ!」

 

その言葉を聞いてしまったのです。

 

それからは、娘に聞こえる悪口が始まったのです。

 

「来んなし!」

 

来るなよ!の意味。

 

歯の痛みが酷く、歯医者へ行き、少し授業に遅れた日には

 

先生のデリカシーのない言葉

 

「おお!虫歯治ったか?」の言葉に、発せられた大きな声の

 

「来んなし!」

 

この発言をした子はクラスで目立つ女の子。

 

ボス的な存在の子でした。

 

芸能活動をしているとかで、学校中でも目立つ子。

 

この子に目を付けられると厄介でした。

 

誰もこの子には逆らわない。

 

歯向かえば皆に無視される。そんな子でした。

 

そうです。それからは、話しをしていたクラスの子とも、

 

話せなくなってしまったのです。

 

そして、

 

教室にいることが苦しくなり、逃げ出してしまうようになりました。

 

学年主任の男性教員は、娘の話をろくに聞かず、

 

「お前はワガママだ!」

 

としか言わず、しかもこの先生は、「虫歯治ったか?」

 

とデリカシーのない言葉を投げかけ、

 

「来んなし!」の言葉を聞こえていても、しらんぷりしていた

 

先生です。

 

娘は、この先生と学校の教室、同世代の学生に、

 

大きな拒否反応を起こすようになりました。

 

呼吸が苦しくなり、吐いてしまう。という症状が出始めたのです。

 

買い物にも、外食にも出かけることができなくなってしまったのです。

 

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私は、気が付いてあげることが遅かったと後悔しています。

 

怪我をしたとき、学校で黙っていたことに、違和感を感じていたのです。

 

イライラして、松葉杖を投げてクローゼットに穴をあけて暴れたり、

 

娘からのSOSに、もっと早く気が付くべきでした。

 

娘はこのころのことを、

 

思い出したくもない。

 

といいますが、20歳になった今は、

 

色々と気にしすぎだった。とか、

 

踏ん張りがきかなかった。などと、冷静に分析もできてきています。

 

 

 

教室にいけなくなってから、娘が逃げ込んだ場所。

 

心の教室

 

学校にはそんな救いの場所がありました。

 

娘が自分で見つけたのでした。

 

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