miss陰キャ😁~その⑤
先生
娘が辛い時に話をした学年主任の男性教員に言われた言葉は
「ワガママ」でした。
この言葉は、大人が子供に言うのにとても
都合の良い言葉。
この言葉を言われたら、もう何も言えなくなるのです。
何を言っても、
ワガママと言う一言で終わらせてしまうのです。
学校が辛い。「ひとりぼっち」
人間関係が辛い。「頑張っても友達ができない」
体調が悪い。「生理痛が酷くても体育で走らされる」
先生にデリカシーが無い。
嫌なことを言われるから教室にいたくない。
体に湿疹がたくさんあってプールの授業を休む。
これ、全部
ワガママなのでしょうか・・・?
娘は、この他にも転校してから、首のリンパ腫「良性」を
患っています。
頑張りたいのに、自分ではどうしようもないことにいつも
邪魔され、そして、クラスの子や先生にも話せなかったのです。
見た目には分からない事は、ワガママとしか思われないからです。
そう、しばらくは母親「私」にも、
学校が辛いとは言いづらかったのです。
教室を抜け出した娘が駆け込んだのは、
学校の片隅にあった
心の教室
ここには色々な事情で教室に入れなくなってしまった子たちが
勉強できるところでした。
娘はこの部屋に、泣きながら駆け込んで助けを求めたのです。
幸いここの先生が、駆け込んだ娘を優しく保護してくれました。
しかし、この時に探しにやってきた学年主任の男性教員は、
「ワガママだ!」
としか言わなかったのです。
世の中に出ればルールは存在します。
我慢しなければいけないことも、確かに沢山あります。
大人になれば、会社が嫌なら辞めることは可能ですが、
義務教育の子供たちには、学校を選ぶことも、
簡単に辞めることも許されない。
辛くて逃げ出してしまうのは、
人間の防衛本能です。
このままここにいては、精神が崩壊してしまう寸前の、
それを避けるための本能。
逃げることができないと、結果、
自らの若い命を捨ててしまう子もいるのです。
だから、引きこもりになってしまったり、
学校へ行けなくなってしまっても、責めたりは出来ません。
後々娘から聞いた学校での話に、
本気で腹立たしくなった私は、学校や、嫌味を言って娘を
仲間はずれにした、ボス的女生徒の家に、文句を言いに乗り込もうと
しましたが、娘に「それだけは、やめて!」と促されて、
それはしないことにはしましたが、
人生において、こんなにも
我慢した出来事はありません。
娘は小学校のころから、自分が何かされても仕返しはしない!
必ずまた自分に返ってくるから。
そういう子供でした。
その後は教室には行かず、真っ直ぐ心の教室へ行くこととなりました。
が、しかし、ボスの嫌がらせは続いたのです。
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