ちょっとお仕事のお話・・・
私はトラックドライバーを始めてから、11年が過ぎました。
他には、某お掃除会社に8年いたため、ちょっとだけ
お掃除も得意な方です。年末のお掃除も得意なはずが・・・最近はめんどうで。
学歴もないし、、パソコンでブログを書く事も、未だに良くわからず
公開してから、慌ててあとから誤字脱字を修正する始末で・・・
皆さんのブログを拝見しては
「すごいな～どうやってるんだろう？」と感心ばかりです。
○今回は、そんな私のお仕事を紹介させて頂きます。(*^^*)
大型トラックで、現在は食品関係のお荷物運んでます！
読んでくだっさっている方に、同業の方がいらっしゃったら嬉しいです。
トラックの運転手
○男性 ○パンチパーマ ○トラック野郎
○怖い ○自由 ○体育会系
人それぞれイメージがあるのではないかと思います。
上の例はちょっと古いですが・・・(笑)
現在では、女性も増え、運送会社も大手では、きちんとした会社が増えてきてはいるの
で、真面目で黙々と働く、穏やかなドライバーさんも多くなっています。。
私が運転手を始めた頃も、既にトラック野郎的な人は
ごくごく、少なくなっています。（少数はいるのですが・・・）
そして、労働法も変わってきていて、長距離ドライバーさんが稼げなくもなり、
段々と減っています。
（昔は制限がなかったので、寝ずに働き走り続けて、かなり稼げたのですが、
事故が多くなり、連続運転時間は4時間が限界で、泊まり勤務は間8時間空けなくてはならないなどの、制限ができました。）
現在では、子煩悩な男性や、家族、プライベートを大切にする方も多く、
家にも帰らずに働く人は少ないようです。
ひとり身の方が長距離向きではあります。しかし、話を聞くと、
食事代、お風呂代諸々かかるので、結局割に合わないと、
気が付いてしまいますが、中にはトラックに住んでいたい程のトラック好きもいます。
○基本的に集団行動の苦手な方は多めだと思います。
女性はサッパリとした性格の方が多く、私自身も
女性ドライバーさんとのトラブルは記憶にありません。
一度車庫を出発してしまうと、自分一人！
すべての責任は自分一人にかかってきます。
1人行動なので、責任は自分ひとりです。
始めた頃は、できなくて泣きながら仕事をしたこともあります。
お腹が痛くても、体調が悪くなっても帰ることはほぼ不可能。
代わりの人が来てくれるとしても、時間もかかり、簡単にはいきません。
家族に何かあっても、すぐには飛んでも帰れません！
その為、子供が小さかったり、身内が近くに住んでいなかったりすると、
色々と不便です。
トラックと運転がすき！
はじめは2トン車に乗るのも怖かったです。
運転しては見たかったものの、子供も小さく長時間は働けず、
その上大きなトラックはさすがに怖かったです。
しかし、離婚をきっかけに、決意し、元々持っていたオートマ限定免許から、
順番に少しずつ、大きなトラックに挑戦していきました。
四季折々の素晴らしい景色！
都会を走れば、スカイツリーや、ビルのきれいな夜景、空港、工場や、
田舎者には、壮大な景色を見ているように感じます。
山を走れば、パノラマの紅葉や桜が堪能できます。
ホワイトアウトは死を意識。
これは怖すぎます。
前が全く見えず、怖くて変なテンションになります。(。-∀-)
トラックの視界！
とある神社での撮影写真をお借りいたしました。
メーカーによって多少形はちがいますが、
○一番大きなミラーは普通車にもある、後ろを見るミラー。
○その下の四角いミラーは左下を映します。
○右上の丸いミラーは前方下を映します。
助手席側下にある安全窓
歩行者、自転車、原付等の巻き込み確認のためにあります。
この安全窓を道具を置いて見えなくしてしまったり、デコレーション、
パネルなどを置いて見えなくしてしまっているドライバーがいますが、
安全意識が低いドライバーとなります。
カーテンを、半分まで閉めているドライバーも、安全意識はかなり低いので、
歩行者、自転車の方は気を付けましょう。
何故なら、助手席側カーテンを半分まで閉めていると、このトラックが道路に出ようと
しているときには、歩道は全く見えていません。
ミラーは大きめなので、見やすいですが、勿論死角は多く、
右側は目視出来ますが、左折の場合は左後方の目視は全くできないので
注意が必要です。
内輪差、オーバーハング、も右左折の時には確認が重要です。
大型トラックは、道を譲ってくれる確率が高い！
例えば、右折をしたくて対向車の途切れるのを待っているとき、
大型車は譲ってくれる確率は高いです。
普段から、みんなの道を走ってお仕事させて頂いているので、
安全の意識や、全体を見て、譲ってあげることが最適とも思っています。
が、実は！
突然目の前を横切られても、止まれない！
出だしの加速が遅い！等の理由もあります。
トラック運転手独特の風習
自分の前にいる右折しようとしている車を、
対向車線のトラックが譲ってくれた場合、
勿論、譲ってもらった車は「ありがとう！」の挨拶をしますが、
トラック運転手は、「前の車を譲ってくれて、ありがとう！」の
挨拶をします。
私はこの独特な風習が好きです。(*^^*)
なんか、いいですよね。そう、譲ってくれたことによって、こちら側の
流れがよくなる。
無理くり譲ってくれるわけではなく、できるときには出来るだけ
譲ってあげる。
これは、道路をずっと走っているからこそ、できるんですよね。
見習うべき先輩ドライバーも沢山います。
車体が重いので、加速が遅く、制動距離が長い。
この加速が遅いことを分かっていて、交差点の信号待ち後の右折対向車が、
サッと先に右折していくことも多いです。
広めの交差点なら全然OKです。狭いところは私は大体合図して譲ってしまいます。
そうしないと、逆に加速がしづらくなるためです。
普段から、車間距離もとります。いざという時止まれないからです。
トラックに接近注意！
必要以上に接近する事は、本当に危ないです。
あの車体と、普通車には違いがありすぎます。
お互いに、安全運転で、気持ちよく走りたいです。
運転手の仕事は無くなる。
深刻なドライバー不足の中で、この時代となれば、おそらく自動運転が
主流となり、運送会社も、倉庫を持った大手しか残らなくなると思います。
運転手の仕事は、どんな仕事も同じですが、運転しているだけの、
決して楽な仕事ではありません。
台風でも、雪でも、災害でも、走れる限り走ります。
怖い思いも沢山しました。
雪、冠水、大暴れの天気、災害後の地割れ、電柱が皆横倒しになった道も
走ります。それが仕事ですから。
だから、ありがとう！が嬉しいです。
やはり、人間ですので、「ありがとう！」とか言ってくれる納品先を、
優遇しますし、お互いに気持ちよく仕事ができた方が、メリットも沢山あります。
待遇の悪い所へはドライバーも行きたがらず、会社も何らかの手は打ちますし、
しまいにはその納品先は、質の悪い運送会社が出入りすることとなります。
そしてドライバーはいろんな所を出入りして、言いふらすので、
待遇の悪い納品先の評判は、見る見るうちに悪くなるでしょう。
勿論、ドライバー側の態度が悪いときは、出入り禁止となり、
そのドライバー自身仕事をもらえなくなって行きます。
災害の時だけヒーロー！
普段は邪魔扱いばかりされます。
でも災害の時にはヒーローです！
先ほども申し上げました通り、どんな時も走ります。
仕事ですから。
でも、そんな時こそ何故か運転手は、走らなくてはいけない！
そう思うのです。何故だかいまだに分かりません。
私はまだ良い方でしたが、友達は大変な被災地に出向いた人や、
福島の原発事故があっても、向かった人も沢山います。
ドライバーは時に命がけ
いつ事故に遇うか、起こすか、巻き込まれるか・・・
荷下ろし事故もあります。骨折も多いです。私も3本折りました。どんくさいので。
まとめ・・・
ドライバーという仕事は、ほかの仕事より危険度は高いですが、
自由に仕事の運び方は自分で考えられます。
体力に自信があれば、手積、手おろし作業が良いです。
お給料もよい方です。
体力に自信がなければ、フォークリフト作業ができれば問題ありません。
練習すれば乗れるようになります。
単価の高い商品を運んでいる会社ほどお給料は良いので、
働きたい方は、何件も面接に行き、よく考えることをお勧めします。
楽しいこともあります。
私はトレーラーに乗ることを目指していましたが、年齢的にもう、厳しく、
老眼にもなりました。
これからはどんな仕事をしようかと、悩んでます。
家にいてできる仕事、可愛い家族が病気になったりしても、側にいてあげられる
仕事を探しています。
何だか愚痴みたくなってしまったので最後に最近の出来事を・・・
娘が「すったん！（すふれ）腸でてるよ！」
するとまた少したって「すったん！腸でてるよ！」
というので、何を言っているのかと見てみれば・・・
腸出てました！
以上です。
本日もお付き合いいただき、有難うございました。
